太陽光発電の意義
今回の東日本大震災では、東京電力管内の原子力発電所が失われて、翌日から電力の供給が不足する事態となりました。
何回かのエリア別計画停電を実施した後、幸いにも暖かくなり暖房需要が急減したことで
その後の計画停電は回避されておりますが、今夏の冷房需要に関しましては現段階から
不足することが予想されており、一律に15%程度の節電をと呼びかけられています。
太陽光発電システムは、この電力不足の切り札です。
各家庭に設置することで、各戸の電力使用量を激減させることはもちろんのこと、
余剰電力を売電することで、社会の電力不足に貢献できます。
また非常の停電時には、自立運転機能を使用することによりテレビや冷蔵庫と言った
生活に必要な最低限の電力を確保することが出来ます。
発電所の建設には、少なくとも年単位の日数がかかります。
これからは、各家庭には必ず太陽光発電を設置して電力の自給自足を目指すと共に、
余剰電力で社会貢献を考える時代になりました。

太陽光発電とは
太陽光発電とは、太陽の光エネルギーを電気に変換する発電システムです。
地球上に到達する太陽光のエネルギー量は1m2当たり約1kWです。
これは世界の年間消費エネルギーを、わずか1時間でまかなうことができるほど巨大なエネルギーであり、しかも無くなることがありません。
現在、日本は、石油や石炭などの輸入化石燃料に頼っていますが、エネルギー自給率の問題から言っても、また二酸化炭素(CO2)といった温暖化ガスの排出という観点からも、太陽光発電システムのような再生可能エネルギーへの転換が必要とされています。
日本政府や地方自治体では、導入時の補助金の交付や、余剰電力の買取価格の設定など、さまざまな導入支援策を以て太陽光発電システムの普及を後押ししています。

太陽光発電の機器構成
太陽電池が光を受けて発電する電力は直流電力です。
住宅用太陽光発電システムでは、太陽電池が作った直流電力を、パワーコンディショナ(インバータ)により電力会社と同じ交流電力に変換し、家庭内の分電盤かから家電製品に電気を供給します。一般的な系統連系方式の太陽光発電システムでは、電力会社の配電線とつながっているので、発電電力が消費電力を上回った場合は、電力会社へ逆に送電(逆潮流)して電気を買い取ってもらうことができます。反対に、曇りや雨の日など発電した電力では足りない時や夜間などは、従来通り電力会社の電気を使います。朝、太陽が出た時に自動的にシステムは作動を開始し、日中の買電、売電の作動から夜間のシステム停止まで、全自動で一切の操作は不要です。
キーワード
| 太陽電池 : |
太陽の光エネルギーを直流電力に変換する。ただし蓄える電池ではない。 |
| 接続箱 : |
太陽電池からの直流配線を一本にまとめ、パワーコンディショナに送るための中継箱。 |
| パワーコンディショナ : |
太陽電池で発電した直流電力を交流電力に変換するための装置。インバータともいう。 |
| 分電盤 : |
電力会社からの引き込み線を、家の配線に電気を分ける盤。 |
| 電力量計 : |
電力会社に売った電力や、購入した電力を計量するメーター。太陽光発電を設置すると売電用と買電用の2つの電力量計が必要です。 |
| 系統連系 : |
自家用発電設備を電力会社の配電線に接続して運用する方法。 |
| 逆潮流 : |
系統連系する太陽光発電などの自家用発電設備から、余剰電力を電力会社の配電線(商用系統)へ電力が流れること。 |
企業なら広告宣伝効果も!
近年では、環境保全に取り組むことは、企業の社会的責任(CSR)
となりつつあります。太陽光発電の導入は、“目に見える”環境対策。
企業広報に活用して、企業のブランドイメージ向上に役立てることが可
能です。また社内的にも、従業員の環境意識や節電への関心を高める、
災害時の電力確保などのメリットもあります。